「不動産は資産だ」というのは、今は昔の話。
現代では、価値が上がらず維持費だけがかかる土地が急増しています。
こうした「負動産」を整理することは、お子さんへの最高のプレゼントになります。
なぜ「元気なうち」でないといけないのか?
不動産の売却や譲渡には、本人の「意思能力」が必要です。
- 認知症の発症: 意思疎通が難しくなると、成年後見人を立てるなど非常に複雑な手続きが必要になり、実質的に処分が不可能になるケースがあります。
- 相続発生後: 親が亡くなった後では、遺産分割協議で兄弟が揉めたり、遠方の土地の調査に子供が走り回ったりと、多大なコストとストレスがかかります。
「判断力があり、自分で動ける今」こそが、不動産を断捨離する絶好のタイミングなのです。
負動産の見極めチェックリスト
あなたの所有している不動産は、お子さんが喜ぶ「資産」でしょうか?それとも困らせる「負債」でしょうか?以下の項目をチェックしてみてください。
□ 1. 「0円」でも買い手がつかないと言われた
近隣の不動産会社に相談して「仲介できない」「値段がつかない」と言われた物件は、市場価値がない「負動産」の可能性が高いです。
□ 2. 最後にいつ行ったか思い出せない
遠方にある山林や原野、利用していない別荘地など。年に一度も訪れない場所は、お子さんも将来活用する可能性はほぼゼロです。
□ 3. 毎年、固定資産税と管理費だけを払っている
「持っているだけで赤字」の状態です。30年持ち続ければ、数十万〜数百万円が消えていきます。
そのお金を、今の生活や孫への教育資金に使ったほうが有意義かもしれません。
□ 4. 建物が古すぎて「再建築不可」である
法律の改正により、一度壊すと新しい家を建てられない土地があります。
こうした土地は売却が極めて困難です。
□ 5. 隣地との境界がはっきりしていない
山林などで境界が不明な場合、相続後に子供が測量をしようとすると、隣人の特定から始めなければならず、膨大な時間と費用がかかります。
□ 6. 子供から「いらない」と言われている
これが最も重要なチェック項目です。一度、お子さんに「将来この土地を管理する気はあるか?」と聞いてみてください。
NOという返事なら、今すぐ断捨離を検討すべきです。
不動産版・断捨離の3ステップ
ステップ1:現状の把握(権利証の確認)
まずは、自分がどこにどんな土地を持っているか、権利証や固定資産税の納税通知書をすべて並べてみましょう。
ステップ2:家族会議
お子さんと「どの不動産を残し、どれを手放すか」を話し合います。
お子さんの本音を聞くことが、後悔しない終活の第一歩です。
ステップ3:専門業者への相談
「売れない」と分かった物件をどう処分するか。
自治体の寄付や国の制度が使えない場合は、民間の有料引き取りサービスを検討してください。
結論:不動産を整理して「心の身軽さ」を手に入れる
家の中のゴミを捨てるとスッキリするように、負動産を手放すと驚くほど心が軽くなります。
「いつか子供が困るのではないか……」という潜在的な不安が消え、本当の意味でセカンドライフを楽しめるようになるからです。
「子供に迷惑をかけたくない」
その想いを形にするのが、不動産の断捨離です。
私たちさくらエステートは、終活の一環として不動産を整理したい親御様、そしてそのご家族を全力でサポートしています。

